sed 書式化文字列の構文

sed スタイルの書式化文字列は、以下以外のすべての文字を直値として扱う。

文字

説明

&

アンパーサンド文字は出力ストリーム中でマッチした正規表現全体に置換される。直値の ‘&’ を出力するには \& を使用する。

\

エスケープシーケンスを指定する。

エスケープ文字の直後に文字 x が続いている場合、x が以下のエスケープシーケンス以外であればその文字を出力する。

文字

説明

\a

ベル文字 ‘\a’ を出力する。

\e

ANSI エスケープ文字(コードポイント 27)を出力する。

\f

フォームフィード文字 ‘\f’ を出力する。

\n

改行文字 ‘\n’ を出力する。

\r

復改文字 ‘\r’ を出力する。

\t

タブ文字 ‘\t’ を出力する。

\v

垂直タブ文字 ‘\v’ を出力する。

\xDD

16 進数コードポイントが 0xDD である文字を出力する。

\x{DDDD}

16 進数コードポイントが 0xDDDD である文字を出力する。

\cX

ANSI エスケープシーケンス “escape-X” を出力する。

\D

D が範囲 1-9 の 10 進数字であれば、部分式 D にマッチしたテキストを出力する。