非標準文字列型に対するインターフェイス

Boost.Regex のアルゴリズムおよびイテレータはすべてイテレータベースである。また、標準ライブラリの文字列型を内部でイテレータの組に変換する、便利なアルゴリズムの多重定義を提供する。標準以外の文字列型に対して検索を行うのであれば、その文字列をイテレータの組に変換すればよい。イテレータベースでないとされているものも含めて、私はこの方法で処理不能な文字列型を見たことがない。もちろん、内部バッファと長さへのアクセスを提供する文字列型は、すべて(イテレータの組として使用可能である)ポインタの組に変換可能である。

標準以外の文字列型の中でも、広く使われているため既にラッパが用意されているものがある。現在は ICU と MFC の文字列クラス型にラッパがある。